天才ピアニストの音を昨日、聴いた
どこかで聞き覚えのある 研ぎ澄まされた音
それは昔 自分が出していた音
他人を寄せ付けない とがった音
一人 毎日 何時間もピアノに向かい
シューベルトよりバッハを
ショパンよりベートーベンを
高く高く もっと高く
もっと早く もっと遠くへ
もっと強く もっと激しく
高校卒業とともにピアノから離れて
もう17年も経った
そして昨日、久しぶりに
あの音を聴いた
自分で出していた音なのに
耳に刺さるだけで あまり心地よさは感じない
いま 心地よいと感じるのは
難しいテクニックでも
鋭利な音でもなく
多少ミスタッチがあっても
明るく 楽しい音
天才の音は 孤高だからこそ 人をひきつける
私はきっと 天才ではないのだと思う
いまは 皆で楽しめる
自分がリラックスできる音が 好き。。
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リラックマですよ☆